Cross Talk

中途採用 弁護士座談会

他事務所経験者3名が語る「森・濱田松本法律事務所の魅力」

概要

現在パートナーとして活躍している、大石篤史弁護士・小澤絵里子弁護士・上村哲史弁護士。ユニークな組織文化を継承し続けるMori Hamadaは、他の法律事務所で執務していた経験を持つ3名の目にはどのように映ったのか。そして、合流後に感じた「らしさ」とは何か。実体験とともにMori Hamadaの魅力を語る。

SESSION 01

合流前に抱いていた三者三様のMori Hamadaの印象Q

大石:

私はMori Hamada入所前の2年間、他の大手法律事務所にいました。当時からM&Aに興味を持っていたのですが、その時にいた大手法律事務所は30〜40人規模で、取り扱う案件の数は多くありませんでした。本格的にM&Aをやるなら、取扱件数も豊富で司法修習生時代の同期もいた森綜合法律事務所に行きたいと思ったのです。もう25年前の話ですが、当時は一度大手事務所に入所した後に他の大手事務所へ移籍する人はまれで、相当な覚悟が必要でした。それでも踏み切れたのは、森綜合の若手弁護士たちが生き生きと働き、活躍していたからです。本気で成長したいなら、いま移籍するしかないと思いました。

小澤:

大手事務所はもう成熟してしまった事務所というイメージがあり、せっかくなら事務所が大きくなる過程を見たいと思い、司法修習後はあえて中規模の事務所、その中でもフィーリングが合った中規模事務所を選びました。しかし、中規模の事務所には大きくなれない理由があることを入所後に思い知りました。どんなにハードワークをしても限界があり、クライアントに最良のサービスを提供できていないような気がして、相談できる人も限られていたのでストレスフルな状態が続いていましたね。そんな状況だったので、同期から「『留学』と書いて『逃亡』と読む」と言われながらも早々に留学して事務所を離れ、ニューヨークの法律事務所での研修を経て2002年に帰国しました。留学・研修中に移籍を考えるようになり、その事務所と同等かそれ以上に先進的な仕事をするには大手事務所しかないと思ったものの、他の大手事務所は明らかに自分に合わないと思ったので、同期の弁護士や小林卓泰弁護士、同時期にニューヨークにいた石綿学弁護士に誘ってもらい、森綜合に入りました。仕事面では、既に不動産証券化で第一人者であった佐藤正謙弁護士と仕事がしてみたかったのが最大の理由です。入所してみると、うわさ通りの忙しさに1年だけ耐えて辞めようとも思いましたが、先輩弁護士や他分野の弁護士がいつでもサポートしてくれるので、自信を持ってアウトプットできることから、結局ストレスがたまらないことに気付きました。

上村:

私はもともとは知的財産関連法務に携わりたいと思っており、マックス法律事務所に入所しました。そして、3年目にMori Hamadaとの統合の話を聞きました。正直な話、統合に対する期待は特にしていませんでした。というのも、弁護士というのはいずれは独立するものだと考えていましたし、会社員のように働くイメージがあった大手事務所は、事務所選びをしていた当時は候補にすら入れていなかったためです。一方で、得意分野以外の知見やスキルを身に付けることができないブティック事務所の限界と、得意分野以外の仕事に対する不安を感じることが多かったことから、せっかくの機会だし何か学べることがあればと思い、統合と同時に私もMori Hamadaに合流しました。

SESSION 02

Mori Hamadaのカルチャーに触れやりがいを見いだすQ

大石:

Mori Hamadaはハードワークではあるものの、年次が高い弁護士と若手弁護士の距離感がとても近いという点が大きく違うところでした。若くても、弁護士としての力があればリスペクトされる実力勝負の組織で、中途入所者としての疎外感もなく、フラットでオープンな人間関係には驚きましたね。自由闊達な組織文化にも触発されて、当時は急速に市場が拡大していたM&Aの分野とファイナンスで、主力弁護士になりたいと強く思いました。

小澤:

私は、忙しくても不思議なほどポジティブな人が多い印象を受けました。そういった諸先輩に憧れて、とにかく必死で仕事をしていたら、1年後には私自身もポジティブに働けるようになっていました。当時のMori Hamadaは個人でも事件を自由に受任できる仕組みになっていて、佐藤弁護士が私の個人案件にもかかわらず何度も合議してくれたり、「必ず将来の糧になるから頑張りなさい」と言ってくれたりしました。Mori Hamada全体としてそうした空気感があり、これがMori Hamadaの成長の原動力になっているんだなと思って感動しました。時間を買われて働かされるのではなく、一人ひとりがプロとして仕事に向き合うことがMori Hamadaを強くしてきたのだと実感しています。

上村:

お二人の話に深く同意します。私が一番驚いたのは、大手事務所なのに、パートナーとアソシエイトの間に大きな隔たりも厳然たる上下関係もないことです。また、マックスがMori Hamadaに合流したのは森綜合と濱田松本が統合した2年半後でしたが、既にどちらの出身かという区別すら所内になく、私自身も出身を気にせず働くことができました。パートナーもアソシエイトも同じ空間で働き、パートナー専用の個室もない。合議では誰もが年次に関係なく意見を出せて、いい意見は評価される。フラット、言い換えれば風通しがいい組織文化は新鮮でした。時にはハードワークに愚痴をこぼしながらも、結局は事務所がとても好きな人ばかりが在籍しているように思います。

SESSION 03

個々の力と組織力を融合させるフラットな関係性が最大の強みQ

大石:

そんな環境で活躍するために、仕事を頑張ることはもちろんですが、入所して1年間はとにかく所内で自分を知ってもらうことを意識しました。全てと言っていいほど飲み会に顔を出しましたね。クライアントとの関係においても、当時は今以上に若手を前面に出すカルチャーが色濃かったので、若手が1人1社担当で株主総会に出席したり、他の事務所のパートナー級の弁護士と対峙したりと、フロントに立つ機会を多く経験させていただき、それが成長につながったと思います。

上村:

私も、早くになじみ、自分という存在を認められるようになることは意識していました。合流した当初はマックス出身者だけで構成する執務室にいたのですが、私は早々に違う部屋に移ったり、事務所のイベントに参加したりと、交流を積極的にしました。

大石:

時代は移り変わったので、今では1年生弁護士一人に株主総会の対応を委ねるようなことはありませんが、若手を尊重し、チャンスを与えるカルチャーは息づいています。加えて、構成員を管理しすぎない点もMori Hamadaらしさといえます。

小澤:

私が合流したばかりの頃は、Mori Hamadaのリソースをフルに使えることが仕事の不安解消につながり、合議という場でなくとも日常的に議論ができ、幅広いサポートをしていただけたことが非常に心強かったです。一人でも自立できる、けれどMori Hamadaにいることでより自分の能力を発揮でき、いい仕事ができることが、この事務所の最大の魅力です。個々が自分の力を磨いて、それを周囲がサポートする仕組みが機能していることも素敵ですね。ここ数年のコロナ禍によってコミュニケーションや交流の場が限られたことが、Mori Hamadaの良さを消してしまうことがないかとても懸念しています。私たちパートナーも積極的に働きかけつつ、時代に柔軟に対応しながら良いカルチャーは残していかなければと思います。

上村:

私がアソシエイトだったとき、最高裁の弁論をさせていただいたことがあります。他の事務所ならパートナーがやるような一世一代の仕事を若手弁護士に任せてくれるのは、Mori Hamadaならではだと思います。私は、Mori Hamadaという組織を、個人が力をつけ、その力を合議などで高めていくという、個人の知識と組織力を融合させた多様性のある事務所だと思っています。これからもそのカルチャーはしっかり継承していかなければと強く感じます。

Next