Cross talk

若手弁護士座談会

※2025年9月に取材したものとなります。

SESSION 01

Mori Hamadaに入所を決めたきっかけは何ですか。

瀧山:

本日はお集まりいただきありがとうございます。この座談会では、採用活動の際に多く寄せられる質問について、若手弁護士のメンバーでざっくばらんにお話したいと思っています。早速ですが、Mori Hamadaに入所を決めたきっかけを聞かせてください。

権藤:

私は、ウィンタークラークに参加した際に、若手の弁護士が積極的に前に出て活躍できる事務所であると聞き、そのような事務所で仕事をすることで自分も成長したいと思いました。
また、私は入所時点で特に興味分野が決まっていなかったので、ローテーション制度があるMori Hamadaであれば、入所後に実際に様々な分野の業務を経験し、自分に合った分野を探していけることも魅力であると感じました。

鑓野目:

私は、サマークラークに参加した際に、年次を問わず話しやすい人が多く、お互いの意見を尊重している印象を受けました。パートナーとアソシエイトが同席する場でも、若手が遠慮することなくしっかり自分の意見をもって議論している姿を見て、率直にかっこいいなと思ったのを覚えています。当時、実務のイメージなどほとんど持てていない学生でしたが、こういう仕事に興味があると話すのを好意的に受けとめてくれる弁護士が多く、このような環境で働きたいと思いました。

内田:

私も、サマークラークに参加した際に、若手弁護士が会議や懇親会を通じて、自由かつ活発に発言している姿が印象的でした。自分も少しずつ経験を積んでいく中で、自分なりの意見を主張したくなった際に、自由に発言をすることができる雰囲気のMori Hamadaであれば、のびのびと成長することができると思い、入所を決めました。

松井:

サマークラークに参加した際に、幅広い年代の多くの弁護士に接し、各弁護士が自信をもって業務を行っていると感じたことが大きかったと思います。また、サマークラークで担当となった弁護士からは、出された課題について議論する中で鋭い質問を投げかけられ、学生である自分にも正面から向き合う様子にプロとしての姿勢を垣間見た気がしました。
最終的には、自分が成長するために一番良い事務所はどこかという観点から、サマークラークの経験も踏まえてMori Hamadaへの入所を決めました。当時の印象と、入所してからの実感はずれていなかったと思います。

伊藤:

サマーインターンで複数の事務所を訪問した際に、様々な弁護士とお話する中で、Mori Hamadaでは、それぞれの弁護士が型に縛られず独自の専門性を突き詰めていて、それでいて横では互いに相談し合える良い関係性が築かれており、自分も将来この環境で働きたいと思ったことが大きな決め手になりました。
また、若手の弁護士が自身の業務分野について活き活きと話されている姿も印象的で、将来働く姿を思い描いたとき、この環境であればしっかりと成長していけるだろうと感じました。

瀧山:

私は、サマークラークや事務所訪問を通じて、「人」を大切にする事務所だと感じたことが決め手でした。大規模事務所としての組織性を有しつつも、弁護士一人ひとりが、個人として、プロフェッショナルとして尊重されている様子がとても印象的でした。パートナーとアソシエイトの距離も近く、意見を率直に交わす風通しの良い文化にも触れ、ここでなら私も自分らしく成長できると確信し、入所を決めました。

SESSION 02

Mori Hamadaの雰囲気はどのようなものでしょうか。

瀧山:

次に、Mori Hamadaの雰囲気について教えてください。

内田:

入所前に想像していた通り、それぞれの弁護士が個性を持って、自分の意見を合議(事務所内部の会議)等で積極的に発信する、きわめて風通しの良い事務所だと思います。
また、Mori Hamadaでは、大規模かつ複雑な案件を扱うことも多いため、チームとしての協力が必要な場面も多いですが、お互いの能力や個性、予定等も尊重しあいつつ、上手くチームプレイができる雰囲気であると思います。

伊藤:

案件に関する議論から日常的な雑談まで、自由で活発なコミュニケーションが行われていると思います。実際に働き始めてからも入所前に抱いていたイメージと大きなギャップはなく、むしろ期待通りの環境でした。
また、Mori Hamadaでは先輩弁護士からの指導やフィードバックも手厚く、良好な関係性を築きながら成長できていると感じます。
同期の数も多く、業務の中で自分が初めて直面する課題に出会った際に気軽に同期に相談できることも大きな支えになっています。

鑓野目:

私も、入所前の印象とギャップはなく、お互いを尊重していて、風通しの良い事務所だと感じています。様々な性格やバックグラウンドを持つ人がいますが、人と関わることが好きな人が多い印象で、普段の業務でもコミュニケーションが密ですし、若手へのサポートも厚いです。また、普段の業務の中では関わる機会がない弁護士やスタッフの方とも所内のイベント等で知り合うことも多く、大規模な事務所でありながらも関係性は密だと思います。

瀧山:

最も強く感じるのは、事務所全体が自由で開かれた雰囲気を持っているということです。日常のやり取りでは、先輩も後輩も隔たりなく意見を交わし合い、互いの考えに耳を傾ける姿が自然に見られます。分野の垣根を超えた協働も頻繁に行われ、関係性や考え方を固定化することなく、しなやかに意見が行き来する環境が築かれています。その積み重ねが、事務所全体として常に変化を受け入れ、挑戦を歓迎する空気を形づくっているように思います。

権藤:

案件やプロボノ活動など、各弁護士がやりたいことをできるようにサポートし、背中を押してくれる事務所だと思います。
また、入所したばかりの若手弁護士も含めて、年次に関係なく意見を出し合って高め合おうという雰囲気があると感じています。

松井:

仕事への真面目さと、所内メンバーへのアットホームさを兼ね備えた雰囲気だと思います。Mori Hamadaの場合、仕事には真面目に全力で取り組みますが、ふとした時に所内のメンバーと和気あいあいと接することができ、ちょうど良いバランスだと感じています。

SESSION 03

島制度の魅力について教えてください。

瀧山:

島制度はMori Hamadaの特徴的な制度の一つだと思いますが、その魅力について教えてください。

松井:

島制度の魅力は数多くあると思いますが、最若手として島に所属する際には、周りの先輩弁護士の働きぶりを間近で見聞きできることが、とても良い点だと思います。司法修習を経たとはいえ、いざ事務所に入所して実際にクライアントと接する際には、どのように対応すればいいのか分からないことも最初は多いため、島の弁護士の働きぶりを参考にできることは心強いです。
また、弁護士は、時には強いプレッシャーのかかる場面に直面することもありますが、近くに同僚の弁護士がいることで安心できることも多々あります。先輩弁護士に業務の内容等について質問や相談をすることもできますし、島の弁護士とのちょっとした雑談や、一緒にさくっとご飯を食べに行くことなどもでき、ストレス解消に非常に有効だと思います。

瀧山:

私も、パートナーや先輩アソシエイトの仕事ぶりを自然に見て学べることと、相談や雑談がしやすい関係性が日常的に築かれていることに魅力を感じます。執務空間を共有することで、他の弁護士の電話対応や合議の準備など、実際の業務の進め方を間近に観察することができ、それが自分の成長の糧になっています。
また、同じ島の先輩に相談に乗ってもらったり、一緒に食事に行ったりすることで、孤立感を感じることなく仕事を進められています。

伊藤:

島制度の下では、パートナーから1年目の弁護士まで、様々な年次の弁護士が同じ部屋で執務を行っています。案件の中での役割は年次ごとに異なりますが、日々の業務を通じて周囲の先輩弁護士の仕事ぶりを間近で見ることができ、刺激を受ける場面が多くあります。その中で自分の働き方に活かせる部分があれば積極的に取り入れるように意識しています。
特に入所したばかりの頃は、案件の内容だけでなく、一般的な仕事の進め方や事務所のシステムの使い方など、基本的なことからわからないことばかりです。そのようなときに、比較的年次の近い弁護士が同じ島にいて気軽に質問できることは、仕事に慣れていく中で非常に助けになります。
また、けっして島の弁護士とだけ仕事をするわけではなく、案件自体は島の垣根なく担当することになるので、幅広い弁護士と一緒に仕事ができるというのもMori Hamadaの島制度の特徴だと思います。

内田:

私も、パートナー、シニア・アソシエイト、中堅、若手と幅広い年次で構成されることが魅力だと思います。同じ案件を一緒に担当していない場合でも、島のパートナーやシニア・アソシエイト等の感覚をフラットに聞き、自分の考えの方向性を確認することができますし、年次の近い先輩からは、仕事の基本的な進め方から、初期的なリサーチ方法など、一から指導していただきました。相談内容に応じて、さまざまな人に気軽に相談できることが、日々の業務や心の支えになっています。

権藤:

様々な年次の弁護士が同じ部屋で執務しているため、各弁護士が電話やWeb会議でどのように対応しているのかを見聞きして参考にしたり、どんな小さなことでも気軽に質問できたりするのが魅力だと感じています。
また、仕事面だけではなく、業務の合間に、近い年次の弁護士と業務外の話をしてリラックスすることができるのも良い点だと思います。

鑓野目:

私も、様々な年次の弁護士の仕事ぶりを間近で見聞きできるのはとても勉強になり、自分の働き方を確立する上でも役に立っています。入所当時は電話対応や所内システムの使い方などちょっとした分からないことを島の先輩アソシエイトに質問することができ、また先輩アソシエイトから気にかけてもらうことも多く、とてもありがたかったです。また、島でのちょっとした雑談は良い息抜きにもなっています。

SESSION 04

ローテーション制度のメリットについて教えてください。

瀧山:

次のテーマに移りまして、ローテーション制度について実際感じていることを聞かせてください。現在のローテーション制度では、Mori Hamadaの業務を大きく3つの分野に区分した上で、最初の1年間でそのうちの2つを半年ずつ経験することになっており、座席も移動します。実際に、ローテーション制度のもとで執務をされてみていかがでしたか?

内田:

私は、前半ローテーションでM&Aを、後半ローテーションでストラクチャードファイナンスを経験しました。例えば、ストラクチャードファイナンスの案件で求められる契約書の精密なレビューは、ローテーション後の配属先であるM&A関連の契約書レビューにあたっても活きているように思います。また、後半ローテーションで特に重点的に取り組んだLBOファイナンスは、M&Aとも親和性が高いため、ローテーション終了後も取り組んでいます。ローテーションでM&A及びLBOファイナンスの双方を経験したことで、ディールを通じて、クライアントを一気通貫でサポートできる弁護士になるきっかけとなったことが、ローテーション制度のメリットだと感じています。

権藤:

私は、前半で訴訟・倒産・危機管理、後半でファイナンスのローテーションをしました。先ほどもお話ししたとおり、私は、入所時点では興味分野が確定しておらず、まずは幅広い分野を経験したかったため、ローテーション制度があって良かったと感じています。
また、2年目以降に主に取り組む分野において、1年目のローテーションで経験した幅広い分野の知見を生かすことができる機会もあるため、その意味でもローテーションを通じて様々な分野の業務を行うことには意味があると思います。

瀧山:

自分の適性を探ることができるのはもちろんですが、複数の業務分野に触れることで視野が広がり、案件全体を俯瞰する力が養われる点も重要だと考えています。現在は知財・コンテンツビジネス案件を多く担当していますが、ローテーションのM&A案件で身につけた取引実務の知識や、訴訟案件で培った紛争解決のノウハウが、今の業務において確かに生きています。分野横断的な理解があることで、問題を多角的に整理し、より適切な解決策を考えることができると実感しています。

伊藤:

私は現在M&A案件を中心に業務を行っていますが、その中でも案件がファイナンスや紛争といった分野にまたがることは少なくありません。1年目のローテーションを通じて他分野の案件を経験しておくことで、同じ案件でもより多角的な視点から捉えられるようになりますし、案件が派生した際に自分の対応できる範囲を広げることもできます。
また、入所時点では各分野の具体的な業務内容を十分に理解できていないことも多く、実際に取り組んでみると、当初希望していた分野以外に関心が出てくるケースも少なくないと思います。初期の段階で複数分野を経験し、自分に最も適した分野を選択できることは、今後のキャリア形成において望ましいと思いますし、より納得感のある選択に繋がると考えています。

鑓野目:

前半ローテーションはファイナンス、後半ローテーションは訴訟・紛争・危機管理の案件に取り組んでいました。入所前から興味分野はある程度決まっていたものの、実際に経験してみるとギャップがあったり、逆にイメージを持てていなかった分野に魅力を感じることもあり、実務を経験してから自分の専門分野を決めることで、より自分に合った分野の仕事に取り組むことができると思います。また、2年目以降の業務の中で、ローテーション中の経験が生きる場面も多くあり、様々な分野を経験することで仕事の幅も広がると感じています。

松井:

個人的には、ローテーションを通じて多くの弁護士と交流できることも大きなメリットだと考えています。法律事務所の規模の拡大及び弁護士の業務分野の専門化に伴って、同じ分野の業務だけをしていると、事務所の中で、他の業務分野を専門とする弁護士との交流は必然的に減ってしまいますが、ローテンション制度があることで、幅広い業務分野の弁護士と交流することができ、事務所内の交友関係を拡げることもできます。普段仕事を一緒にしていなくても、仕事ぶりが参考になる先輩や、ご飯などに誘える先輩・後輩を見つけることは、弁護士生活を続けていく上で非常に有意義であると考えています。

SESSION 05

若手弁護士として、どんな時に仕事のやりがいを感じますか。

瀧山:

若手弁護士として、どんな時に仕事のやりがいを感じるか、これまでの経験も踏まえて、教えてください。

内田:

クライアントに信頼していただけたと感じた時に、最も仕事のやりがいを感じます。例えば、はじめはパートナー宛てにご連絡をいただいていたクライアントであっても、若手として率先して対応したり、コミュニケーションを重ねたりするうちに、私宛てに直接ご相談の連絡いただくようになったときに信頼いただけたことを実感します。このようなやりがいを感じられるのも、若手を前面に出すMori Hamadaの魅力の一つだと思います。

松井:

Mori Hamadaでは、若手弁護士がクライアントとの連絡の窓口として、コミュニケーションを積極的に取ることが多いのですが、案件が無事に終わった際に、クライアントの担当者と少し気楽な会話をするときに、ほっとすると同時に仕事のやりがいを感じます。大変な案件であればあるほど、少しまったりとした時間に、クライアントとの信頼関係を築けたことや、案件を終えたことへの充実感や達成感を感じます。

権藤:

私が主に担当している危機管理・倒産分野は、特に会社にとって困難な状況から案件がスタートすることが多いので、案件が上手く進み会社の状況が良くなった際には、自分の仕事が人の役に立っていると感じることができます。
また、日々の業務においても、以前よりも良い成果物を作成することができた時などに、自分の成長を実感するとともにやりがいを感じています。

伊藤:

クライアントや証券会社との日々のやり取りは若手弁護士が窓口となって行うことが多いです。外部と連絡を取り、依頼事項を検討し、自分の意見や成果物によって案件が前に進んだとき、案件への貢献を実感することができて、大きなやりがいを感じます。やはり自分の頭で考えて、自分で手を動かしながら案件を進める過程に面白さがあり、自分の成長にも直結すると思うので、若手のうちから主体的に案件に関与できる機会に恵まれているMori Hamadaは、若手の成長の場としてとても良い環境だと思っています。

鑓野目:

大変だった案件がクローズして、クライアントから感謝してもらえたときに、やりがいを感じます。また、継続的にお付き合いのあるクライアントとやりとりをする中で、より私自身を頼っていただけるようになったときに、信頼関係を築けていることを実感することができて嬉しいです。

瀧山:

私が最もやりがいを感じるのは、自分が案件に深くコミットできていると実感するときです。誰よりも資料を読み込み、リサーチを積み重ねた上で、クライアントに対して適切な対応策を提示できたときには、努力が報われたと感じます。また、新しいテクノロジーに関連する論点のように、まだ実務が確立されていない法分野において、自ら調査・検討を進め、議論をリードできたときにも大きなやりがいを感じます。

SESSION 06

どのように弁護士としての専門性を身につけていくのですか。

瀧山:

次のテーマに移りまして、どのように弁護士としての専門性を身につけていくのかについて、お話しいただけますか。

伊藤:

専門知識を書籍で学ぶことも重要ですが、実際に案件を担当し、自分で積極的に取り組むことが、専門性を身に着ける上で最も大切だと思います。多くの案件を経験する中で、自分で調べ、試行錯誤しながら、回答を導き出し、そこに間違いや違和感があれば先輩弁護士から修正やフィードバックをもらうということを積み重ねることによって、少しずつ知識と経験が深まり、自分の専門性が身に着いていくのだと思います。
Mori Hamadaには、若手弁護士がどのような分野や案件に関心があるかをパートナーをはじめとする先輩弁護士に周知できる制度が整っているので、その仕組みを活用することで、自分が関心のある案件に積極的に関与する機会を得ることもできます。

権藤:

目の前の仕事に対して真剣に取り組むことで、その案件で問題となる論点や考え方を吸収し、少しずつ専門性を身につけていけると考えています。
また、案件だけではなく、Mori Hamadaには様々なプラクティス・グループ(PG)があり、自分で選択したPGに参加することで、様々な法的知識を身につけることも可能です。

鑓野目:

企業法務の性質上、その分野のビジネス面の知識が理解の前提になることも多く、日々案件に取り組む中で身につくことが多いと感じています。また、所内のPG勉強会では、隣接分野の知識を得ることもできるので、より専門性を深めていくことができると思います。

内田:

M&Aを専門とする弁護士としては、一つ一つの案件で出会った論点について、真摯に向き合って丁寧に調べる、少し周辺の知識も併せて習得することが、専門性の向上につながると考えています。
また、PGに参加し、最新の案件の動向や論点について把握したり、執筆に携わったりすることを通じて、体系的・横断的な知識を習得することも重要だと思います。

瀧山:

まずは日々の業務を丁寧にこなし、企業法務弁護士としての基礎をしっかり固めることが重要なのは言うまでもありませんが、そのうえで、常にアンテナを張り、自分は何をやりたいのか、どんな弁護士を目指したいのかを考え続けることが専門性を磨くための出発点になると考えています。Mori Hamadaには挑戦を後押しする風土があり、分野を問わずパートナーや先輩アソシエイトに気軽に相談できる環境があるので、そうした環境を最大限に活かしながら経験を積むことで、自分に合った専門性を見つけていくことができると思います。

松井:

人それぞれだと思いますが、私の場合は、案件に取り組んでいく中で、必要となる法的知識などを一つずつ学んで身につけていると実感しています。また、それ以上に、難題に向き合う思考力や、案件の展開に応じて臨機応変に行動する対応力といった、「弁護士の足腰」ともいうべき能力が、専門家たる弁護士には必須と感じています。このような能力は、先輩弁護士の背中を日々追いながら身につけていくものだと考えています。

SESSION 07

今一番大変なことは何ですか。これまでで一番大変なことは何でしたか。

瀧山:

次に、今、若手弁護士として、一番大変と感じていることや、これまでの経験の中で一番大変だったことについて教えてください。

鑓野目:

複数の案件が同時に進む中で、常に成果物の質を維持しつつ、各案件のスケジュールを踏まえて対応することの大変さは日々感じています。また、年次が上がるにつれて後輩と一緒の案件に入ることも増え、案件の中でこれまで以上に責任あるポジションを任される場面も多くなっていると感じています。大変な場面も多いですが、常に自分の中に新たな課題があることで、向上心を持って業務に取り組めています。

権藤:

複数の案件で提出期限が重なったり、急ぎの対応が求められたりする時は、限られた時間の中でなるべく質の高い成果物を上げることの大変さを感じています。
また、年次が上がったとことで、後輩の弁護士の成果物をレビューする機会も増えてきたため、今までと異なる立場で業務に取り組むことの難しさも実感しています。

内田:

3、4年目に入り、案件において後輩を指導する立場にいながら、重要な論点や難易度の高い契約書においては最初に手を動かす立場にもなることが大変だと感じています。年次が上がるにつれて、入所当初と比べて求められる役割が変化しており、今までとは異なった観点で成長することができるので、難しい局面こそ一つ一つの案件に向き合っていきたいと思います。

松井:

年次が徐々に上がっていく中で、求められる仕事のクオリティやドキュメントの精度が上がっていくのを感じ、その水準に合わせていくことが大変だと感じています。求められる水準が上がることは信頼のあらわれでもあると思うので、頑張りたいと思っています。
また、これまでで一番大変だったことは、同時に複数のクライアントから急ぎの依頼を受けたときの対応です。最終的には、一緒に案件を担当していた先輩弁護士と協力して、すべての依頼を希望どおりに対応することができましたが、仕事の量や繁忙のタイミングを見越してスケジュールを管理することの重要性を学びました。

伊藤:

私も、複数の案件で同時にタスクを抱えながら、それぞれのスケジュールを守りつつ成果物の質を維持することが、大変だと感じています。途中で緊急の対応事項が発生することも日常的にあるので、予定通りのペースでタスクを進めることは容易ではありません。また、特に入所して間もないうちは、わからないことも多く、一つ一つ調べたり、周囲の弁護士に聞いたりしながら対応しなければならなかったので、その分時間もかかっていました。検討時間が不足して満足のいかない成果物になってしまわないよう、常にタイムラインを意識しながら取り組むように心がけています。
また、日々の業務の中で地道な作業はどうしても発生するので、それらを一つ一つこなしていくことは大変なことです。ただ、そのような作業を丁寧にやり遂げたときには、満足のいく成果物となり、クライアントからも感謝していただけることが多いため、やりがいも感じられます。

瀧山:

今振り返ると、1年目の頃が最も苦労した時期だったように思います。右も左も分からない中で、進め方に迷うたびに先輩アソシエイトに助けてもらいながら、何とか乗り切っていました。その経験が、周囲に相談する姿勢や学びを吸収する姿勢につながり、今日の自分を支えていると感じます。
年次が少し上がってきた今、難しさを感じるのは、契約書などの成果物の作成にとどまらず、クライアントとのコミュニケーション、チーム内での役割分担、タイムマネジメントなど、案件全体をハンドリングする役割を任されるようになっていることです。単に自分のタスクをこなすだけでなく、案件全体を俯瞰してクライアントにとって最良の対応を選択することが求められ、責任の重さを実感しながら、常に身が引き締まる思いで取り組んでいます。

SESSION 08

どのような場面で弁護士として成長していると感じますか。

瀧山:

次に、どのような場面で弁護士として成長していると感じるかについて教えてください。

権藤:

クライアントからの電話での質問に自分だけで対応できた時や、自分がリードして会議を進めることができた時に成長したと感じることがあります。また、クライアントやチーム内の弁護士が何を求めているかを先回りして考えて、行動に移すことができたときにも成長を実感しています。

伊藤:

過去の案件での経験を活かしてより良い成果物が出せたときや、クライアントの質問・相談に適切に回答できたときに成長していると感じます。
また、入所した当初は、案件の全体像を把握できず目の前のタスクをこなすことに精一杯でしたが、少しずつ案件全体の流れを意識しながら、自分の意見を積極的に発信し、案件のハンドリングに主体的に関わることができるようになったときにも成長を実感します。

松井:

日常の場面においては、以前は会議や合議で理解が困難であった複雑な議論についていけた時や、よく分からない略語の意味が分かった時などにも成長を感じることができる瞬間があると思います。

内田:

自分の判断で案件を進めることができたり、案件を通じてクライアントから直接ご相談の連絡をいただけるような信頼関係を築けた場合に弁護士としての成長を感じます。大きな事務所ではありますが、若手でありながら、歯車ではなく、一人の弁護士として、クライアントの力になり、ディールを成功に導く一助となる環境があることを実感できたときに、Mori Hamadaに入所してよかったと感じます。

瀧山:

クライアントへの説明に際して、入所当初はパートナーのフォローを受けることも多かったのですが、最近は自分一人で適切に説明して、クライアントにも満足いただける場面が増えてきました。そうした瞬間に、自分の言葉で責任を持って対応できるようになったことを実感します。また、クライアントとのやり取りの中で信頼関係が少しずつ築けていると感じられるとき、自分の成長を一番強く意識します。

鑓野目:

入所したばかりの頃は目の前の対応に必死でしたが、案件の全体像を把握した上で主体的に動けるようになったり、過去に携わった案件での経験を踏まえてより良い対応ができたり、クライアントに対して自分の言葉で説明した内容に満足してもらえたときなどに成長を感じます。

SESSION 09

仕事と家庭やプライベートとの両立はできていますか。

瀧山:

これまで、事務所の制度や仕事に関して聞いてきましたが、次に、仕事とプライベートとの両立ができているか、どのように両立しているかをお話しください。

鑓野目:

休日は家族・友人との旅行や食事の予定を入れて、平日に業務を片付けられるよう心がけています。案件のスケジュールによっては忙しくなってしまうタイミングもありますが、在宅勤務を活用するなどしてプライベートの時間も確保するようにしています。

内田:

両立できていると思います。個人的には、1か月や1年といった単位で仕事とプライベートのバランスをはかることができるかを重視しており、案件が立て込んで忙しい時期もありますが、その分、仕事が落ち着いた時期はプライベートでの家族や友人との時間を多く取るようにしています。また、忙しい時期でも、皇居ランをするなど、短期間でのリフレッシュも行っています。

松井:

弁護士という職業柄、クライアントの依頼があれば週末であっても仕事をすることはありますが、プライベートを大事にしないと仕事をする際にもきつくなってしまい、持続可能性に欠けると考えています。そのため、仕事とプライベートの両立は何よりも意識して取り組んでいます。入所してすぐの頃は、どの仕事にどの程度の時間を要するかが未知数で、なかなか上手く時間を作ることができませんでしたが、最近は以前に比べて仕事にかかる時間を予測してコントロールすることができるようになり、プライベートの時間を確保しやすくなったように感じています。

伊藤:

案件の状況によっては緊急の対応が必要になることもありますが、弁護士という職業は基本的に働き方の自由度が高いので、その意味では柔軟に自分の時間を確保することはできると思っています。週末に飲みに行ったり旅行に行ったりできるように、予定のない日に業務を集中的に進めるなど、日々の時間を意識的にコントロールすることが大切だと思います。

瀧山:

仕事には責任感をもって全力で取り組んでいますが、プライベートの時間も同じくらい大切にしたいと考えています。もちろん、クライアントありきの仕事である以上、自分のコントロールが及ばないこともありますが、勤務時間や勤務形態は基本的に個人の裁量に委ねられているため、プライベートの時間も十分に確保できていると感じています。業務を終えた後に、趣味の世界に没頭するひとときは、私にとって格別であり、仕事に向かうエネルギーの源にもなっています。

権藤:

もちろん案件が忙しい時期もありますが、平日の夜に同期の弁護士と食事をしたり、土日に旅行に行ったりすることもできています。また、弁護士は業務の時間帯や場所についても裁量が広いため、主に朝型・夜型、事務所・在宅(リモートワーク)など様々なスタイルの弁護士がおり、自分のライフスタイルに合わせた働き方でプライベートとの両立が可能だと思います。

SESSION 10

どのような新人弁護士に入所してほしいですか。

瀧山:

ありがとうございます。次に、どのような新人弁護士にMori Hamadaに入所してほしいと考えているか、お話しください。

松井:

分からないことにポジティブに飛び込める勇気を持った方に入所してほしいと考えています。Mori Hamadaでの仕事は、司法試験や司法修習では一度も聞いたことのない法律や分野の業務が数多く存在しています。自分の知らないことであっても、ポジティブに飛び込む勇気のある方と一緒に仕事をしたいと考えています。

内田:

常にクライアントのために、自分の頭で考えて行動できる弁護士に入所してほしいです。1年目から、クライアントのための案件であるという意識を持つことで、よりよい解決策を考え、合議等でも積極的に発言することができ、結果的により良い成果物につながります。その結果、仕事もより楽しく、やりがいのあるものと感じていただけると思います。

伊藤:

責任感と自分なりのこだわりを持って仕事に取り組める方に入所していただきたいと思っています。単に先輩に言われたことをやるだけではなく、その先にいるクライアントのことを意識して、どのようにすればより良い成果物になるのか、案件が円滑に進むのかを自分なりに工夫して考え、行動できることが重要だと考えています。また、周囲への配慮を忘れないことも、クライアントや案件メンバーからの信頼を得るうえで欠かせない要素だと思います。

権藤:

器用に仕事をこなせることも重要だと思いますが、個人的には、どんな仕事に対しても粘り強く全力で取り組む人と一緒に働きたいと思います。また、クライアントだけでなく、先輩・後輩・スタッフなどの関係するすべての人に対してリスペクトを持ち、誠実に接することができる人に入所してもらえれば嬉しいです。

鑓野目:

私も、責任感をもって誠実に業務に向き合うことができることはもちろん、周囲の人に対してリスペクトを忘れず、丁寧にコミュニケーションを取れる方に入所してもらいたいです。チームで協力して対応する案件も多いので、事務所の内外を問わず他者を尊重し、円滑なコミュニケーションが取れる方と一緒に働きたいと感じます。

瀧山:

私が一緒に働きたいと思うのは、柔軟性と粘り強さを兼ね備えた方です。実務の現場は常に変化しており、予想外の出来事や新しい論点が次々に現れます。そのような状況でも、前向きに受け止め、自分の考えを柔軟に切り替えられる方であれば、安心して一緒に案件に臨むことができます。また、困難な案件に直面したときに最後まで粘り強く取り組む姿勢も重要と考えています。難しい課題にも諦めずに食らいついていける方となら、互いに刺激し合いながら成長できると思います。

SESSION 11

今後どのような弁護士になりたいと考えていますか。

瀧山:

いよいよ最後の質問になりますが、皆さん、今後どのような弁護士になりたいと考えていますか?

松井:

クライアントの新たな挑戦に対して近い距離でサポートできる弁護士になりたいと考えています。クライアントの中には、新たな分野・領域に挑戦しようとしている方々がたくさんいらっしゃいます。そのような挑戦には、新たな法的論点や様々なビジネス上の課題が存在していることが多く、壁にぶつかったクライアントに対して、法的な思考力や弁護士としての経験を踏まえて、親身になってサポートをすることのできる弁護士を目指しています。

鑓野目:

クライアントからも周囲の弁護士からも、自分の大切な案件にはこの弁護士がいてほしいと思ってもらえるような信頼される弁護士になりたいです。そのためにも、日々の業務のひとつひとつに誠実に取り組み、専門的な知識やスキルをしっかりと身につけ、経験を積んでいきたいと考えています。

伊藤:

私は、現在、幅広いタイプのM&A案件に携わっています。目の前の仕事一つ一つに全力で取り組み、経験を重ねることで、自分が対応できる範囲が少しずつ広がっていき、弁護士としても一人のビジネスパーソンとしても、成長に繋がると考えています。将来的には、クライアントからどのような角度の依頼を受けても、的確に応えられ、この人であれば信頼して一緒に案件を進められると思っていただけるような弁護士になりたいと考えています。

権藤:

自分の仕事に対して責任を持ち、どんな小さいことでも手を抜かずに全力で取り組むことを心掛けていきたいと思います。その結果、最適なリーガルサービスを提供するのはもちろんのこと、クライアントや所内のメンバーから信頼される弁護士になりたいと考えています。

内田:

クライアントやアドバイザー等の案件関係者や所内のメンバーから信頼され、「内田弁護士がいるから本件は大丈夫」と思っていただけるような弁護士を目指しています。また、国内外の案件に携わる中で、国際的な感覚やビジネス感覚を磨き、クライアントが求める以上の解決策を編み出せる弁護士になりたいと考えています。

瀧山:

私は、将来、クライアントにとって最も信頼できるパートナーになりたいと考えています。特に、現在関心のある知財・コンテンツビジネス分野の専門性をさらに深め、この分野に関する問題をワンストップで解決できる、安心して相談していただける弁護士を目指しています。ダイナミックに変化する領域で、単に法的なアドバイスをするだけではなく、クライアントの抱える不安や迷いを受け止め、課題の解決に向けてクライアントと伴走できるような弁護士になることが私の目標です。

Next